陣形の作り方その②~【防衛陣形】【攻防両用陣形】【ブラウンダスト/新星アリーナ】
こんにちは、まさぶーまんです。
今回は、前回の記事、新星アリーナにおける攻撃陣形の作り方の続きになります!
今回は防衛陣形・攻防両用陣形の作り方について解説していきます。
3.防衛陣形
次に防衛陣形です。
目指すべき勝率ですが、今の環境では25%あれば、ある程度取れていると思います。
攻撃と違って、防衛は自分で操作してリプレイを見ないと、どういう挙動の上で負けたのかを把握できません。
そのため、リプレイをちゃんと見るという事が必要になってきます。
実は「防衛全然取れない」って人は、このリプレイをちゃんと見ていない人が多いと思います。(大多数の人が見ていないと思いますが…w)
ある偉人の言葉を紹介します。
…リプレイを見た分だけ、防衛力は強くなれる( ー`дー´)キリッ
そのあたりの事も、記事の中で話題にしていきます。
(1)防衛の基本的な考え方
前回の記事で、攻撃陣形と防衛陣形では強いムーヴが違うと述べましたが、それは攻撃時と防衛時では初手攻撃時の状況が違うという違いがあるためです。
(もちろん他にもバフの残り方が違う、みたいな違いもあるのですが、戦術に落とし込むイメージが現環境においてあまり浮かばないので割愛します)
①初手攻撃時の状況が違う
・攻撃時の初手は相手にバフがかかっていない状態であるが、防衛時の初手は相手の傭兵にバフがかかっている状態にあります。
・攻撃側は、初手で挑発を付与したり、防御バフをかけたり、あるいは陣形を工夫することで、"防衛側の初手攻撃で致命傷を負わない"様になっていることが多いです。
よって、それらを加味した「こちらの初手」を考える必要があります。
具体的に行きましょう。
上で言っている”バフ”は具体的には、「ヘファイシア」「セレス」「スイ」「ジュリー」の各バフを言っています。
ヘファイシア…攻撃後1ターンは防御100%&デバフ免疫、被ダメ軽減38%
セレス…被ダメ軽減95%、攻撃妨害免疫、ステ減免疫
スイ…カウンター付与、被ダメ軽減57.2%
ジュリー…敏捷100%、被ダメ軽減70%、基本攻撃を受けた後防御100%
※ターン数はバラバラです。8~16ターンです。
上記を踏まえた防御側の有効な初手は次の様なものになると思います。
A:初手はイリスやカーソンなど、相手を倒すのではなく、次の相手の攻撃を”かわす”行動を採用する。
B:リデルやアーチェなど、相手のバリア(被ダメ軽減)を無効化する傭兵で攻撃する。
C:ゼノンやマクスウェル、アイゼンなどの”防御力無視・固定ダメ”傭兵で攻撃する。
D:あまり初手で使われない攻撃範囲の傭兵を採用する。
E:多めに火力バフをかけて強引に突破する…
などが考えられます。
②2R開始時の魔法型の攻撃が、相手の魔法型の攻撃を受けた後になる
新星における魔法型、主にモルガナ、アリーサ、マリア、の事を指していますが、これらの傭兵は非常に強力です。攻撃力もさることながら攻撃範囲が非常に広いので、対戦の最後の決定打になることが多いです。
そのため、先に魔法型が動ける攻撃側は、その点でも非常に有利です。
逆に防衛側は相手の1R目の攻撃を搔い潜り、さらにその上相手の2R最初の魔法型傭兵の広範囲攻撃を受けてからでないと、魔法型が攻撃を行うことは出来ません。
よって、攻撃陣形よりさらに、魔法型の配置については考える必要があります。
いっそのこと、採用しないという選択肢も十分あり得ます。
(2)防衛時にも強い傭兵
具体的な陣形の作り方を説明する前に、防衛時こそ真価を発揮する、あるいは攻撃時と変わらない仕事が出来る傭兵をここに記載します。
防衛時には、これらの傭兵しか使えないのではありません。
ただ、防衛陣形を組む際には、これらの傭兵の事を忘れない様にしてほしいです。
①クライ
エボニーバフのところに記載しますが、”バフ強奪”特に挑発の強奪が防衛時に力を発揮します。
②リデル・マリア
相手のバリアを無効化して追加ダメージを与えます。
特にリデルは、攻撃範囲も総じて相手の中核に刺さりやすく、個人的には防衛時最強アタッカーだと思っています。
ヘファイシアの”防御力上昇付与”や、ジュリーの”反射神経付与”は貫通出来ないので注意。
③ゼノン
固定”持続”ダメージを与えます。相手のバリアも防御力も関係なし。
イリスやカーソンが持つ”持続ダメ免疫”は天敵。
④エボニー
支援傭兵は全て、防衛時においても攻撃時と同じ役割を果たすことが出来ますが、その中でも特にエボニーは防衛陣形で力を発揮する傭兵です。
エボニーの支援バフ「無効化」は、攻撃対象の傭兵のバフを無効化しますが、特に大きいのが”挑発”を無効化出来ることです(クライと同じような挙動ですね)。
エボニーやクライで相手の挑発を無効化し、次の攻撃で相手の中枢に攻撃を叩き込むというムーヴは強いです。
⑤アイゼン、アーチェ、ベアトリス
これらの傭兵はバリアを無効化出来たり、防御無視攻撃が出来たりします。
そのため相手のバフに関係なく安定したダメージを与えることが出来るので防衛時にも遜色の無い仕事を遂行することが可能です。
以上の事を踏まえた上で、具体的に2つの陣形構築方法について解説します。
(3)流行の初手攻撃から対策する
防衛結果を見て、相手の初手攻撃に何が多いのかを確認します。
上段デカなのか、中央イリスなのか、下段ヴィオラなのか、挑発傭兵から入っているか…とかです。
ただ、今の環境は初手がかなり多様化しているので、多い初手攻撃TOP3くらいまでを把握しておいた方がいいです。(これはランク帯や時期で刻々と変わります)
例えば、上で挙げた"上段デカ"、"中央イリス"、"下段ヴィオラ"がTOP3だったとします。そうすると、それらすべての攻撃をとりあえず被害少なく受けられる陣形を模索してみます。
例えばこんな陣形です。
そしてこの後が重要なのですが、基本的に作りたてでは防衛は取れません。
この方法は、”結果リプレイを見る戦闘”を絞れるというメリットがあります。
対策陣形にしてしばらく結果を眺めて
”仮想敵としている陣形に負けた試合(もちろん勝った試合も)”
は、絶対にチェックしてください。
例えば上の陣形では、初手スカーレットは完全に捨てています。そのため初手スカーレットの陣形に負けている試合は見る必要ありません。
でも、初手上段デカに負けている試合は見てください。仮想敵に負けているのではその陣形は役割を果たせていないです。
現実的には流行攻撃TOP3陣形すべてに確実に勝つのは難しいでしょう。
ただ、それらに”勝つ確率”を上げるには、しっかりリプレイを確認して、微調整をしていく他ありません。
(4)リスペクトの上、アレンジする
様々な陣形で攻撃しているうちに、「あれ、この陣形、こっちの陣形でも、あっちの陣形でも負けたな…」みたいな陣形に遭遇することがあります。
そういった陣形に出会えたなら、そのままリスペクトさせてもらって(3)と同様微調整していくという方法があります。
ただ防衛陣形は”他の人と被っていない事”がかなりのストロングポイントになります。
(ランク帯に存在する陣形のうち、自分の陣形にしか負けない攻撃陣形があるならば、その負ける"たった1陣形"のためだけに、リスクを冒して勝てるようにアレンジしないと思うからです)
なので、攻撃陣形と比較して、防衛陣形はあまり丸々リスペクトすることはオススメしません。せめてどこかの傭兵を変えるなどするようにしましょう。
防衛陣形は(2)の様な、相手の初手対策が重要なのですが、それに加えて”地力のレベルを上げる”ことも同時に非常に重要です。
基本的に防衛側の方が不利なので、小さな積み重ねで不利を有利に持っていく動きが重要になります。
例えば傭兵の凸数や、ルーン、限界突破など、陣形の構築力に加えてそういう地道なレベルアップが重要です。
(私の近くに、そういう地力が劣るにも関わらず防衛がやたらうまいデフォルトさんっていう人がいますが、そういう人は稀です)
防衛陣形にしか使わない傭兵にも、しっかりといいルーンを着けてあげてほしいですね。
4.攻防両用陣形
こちらについては個人的にはまだ研究が十分にされていない陣形領域だと思っていますし、無理に作る必要はないと思っています。
ただしこの攻防両用陣形が力を発揮する時間帯があります。それが、"火曜日のラストスパートの時間帯(20~22時)"です。
この時間帯は防衛回数も膨大な数になるため、ある程度防衛が取れる陣形でないとどれだけ攻撃勝率がよくてもなかなか上に上がっていくことが出来ません。
そのため攻撃陣形・防衛陣形もそれなりに作成出来るようになってきたら、是非最終日用の"攻防両用陣形"の研究にも取り組んでみてください。
ここでは、攻防両用陣形の考え方のアプローチとして2つの例を挙げて説明します。
(1)紅茶陣形と上段火力の2列陣形
(紅茶陣形)
(上段火力の2列陣形)
先ずは、紅茶陣形と上段火力の2列陣形を比較してみましょう。
紅茶陣形は初手にヨハンジェイデンを採用し、相手の返しの初手をジェイデンで受けるという考えであるのに対し、
上段火力の2列陣形は初手に挑発傭兵を採用せずに、相手が上段火力陣形であったなら、デカなどで相手の陣形を先手で大きく崩し、中段・下段火力陣形からは、下段の傭兵で相手の初手を受けるという考えで作られています。
この2つの陣形を見て、どちらの方が"防衛の観点"では強いと言えると思いますか?
もちろん絶対とは言いませんが、上段火力の2列陣形でしょう。
紅茶陣形側は防衛に立った時、相手の初手が何であってもかなりの致命傷を負いやすいです。(被害が少ないのは上下段スカーレットや中段ライアンくらいでしょうか)
それに比べて上段火力の2列陣形は相手の初手が中下段攻撃であれば比較的どんな攻撃でも被害がある程度少なくて済みます。
この様に"ヨハンジェイデン"で相手の初手をかわすことを考えた陣形は、防衛はあまり強くないことが相対的に多いです。
(2)デフォルトさんの攻防両用陣形
続いて紹介するのが、Beginners所属のデフォルトさんが、前の環境において多用していた攻防両用陣形です。
こちらもヨハンジェイデンを採用していますが、環境に当時1番多かった"上段火力の2列陣形・初手デカ"の陣形に対して勝てるように設計されていることです。(相手のデカの攻撃をリデル・リジーで受けて、こちらの返しのデカで、相手の前3体の傭兵を倒すというコンセプト)
更に基本的には"上段火力の2列陣形"のフレームを応用しているため、攻撃時における陣形のパワーも相応に担保されている陣形です。
この陣形の様に"環境に1番多い陣形・初手"だけを想定に入れた攻撃陣形を組むという事は、特にラストスパート時においては非常に有効だと思います。
5.最後に伝えたいこと
(1)うまくいかなくても諦めないで!
ここまで、マスター帯に上がるための9か条~陣形の作り方まで、様々な事を解説してきましたが、ここで書いていることを確実に実現していっても、うまくいかないこともたくさん出てくると思います。
日曜位まではマスター帯・グラマス帯にいれたけど、火曜日に猛烈な数攻撃されて一気にクリスタル帯に落とされた…なんてことも頻発するでしょうし、強い人の陣形をリスペクトしてたくさんリプレイ見ても全然強くなる糸口が見つからない…なんてこともあると思います。
これは例えばルーンが少し弱かったり、たまたまマッチングが悪かったり、自分とは相性が悪い陣形をリスペクトしていたり、そもそも陣形・傭兵研究の深度が足りなかったり…と様々あると思います。
個人的にはだからこそ、お互い励ましあったり、相談出来たり、疑問をぶつけられるようなコミュニティを見つけることは結構大事だと思います。
Twitterで成績報告しているだけでも、見てくれる人はたくさんいます。
外部ツールのあるギルドに行けば、たくさんの人が相談に乗ってくれます。
もちろん、ソロでマイペースに頑張ることもありだと思いますが、私はそんな仲間がたくさん出来るといいなと、そう思っています。
(2)時間が足りないんだけど…
わかります。
新星アリーナはみんなに平等に時間が配分されていますが、それぞれが同じリソースを割けるかというと当然そういうわけではありません。
傭兵差が出にくいコンテンツなので、陣形研究などに時間を費やすほうが強くなりやすいです。なので"リスペクト"させてもらうというのもあると思います。
1番大事なのはリアルの時間と、趣味(ブラダス含め)の時間のバランスをとる事だと思うので、無理のない範囲で、出来るだけの努力を、自分のペースでコツコツやるしかないと思います。
ただ知っておいて欲しいのはランカーの人たちは、一朝一夕で強くなったわけではないのです。何カ月もかけてルーンを掘り、傭兵を育て。何シーズンもかけて陣形・傭兵を研究し、そして楽しいからマイペースに続けて、戦友と切磋琢磨して。その結果、あの舞台で戦っています。
ランカーの人の話を聞くと分かりますが、傭兵の育成状況のみならず、非常に研究熱心で知識豊富だったり、ルーンをしっかり究めていたり、陣形のラインナップが膨大だったり…色々な強みを持っています。
大事なのはマイペースに、ですし、楽しみながら積み上げることが何より大切だと思います。
6.あとがき
陣形の作り方の解説は以上になります。
おそらく、新星アリーナの陣形構築について、こういう体系的に説明してある唯一の記事になると思います。(2021年1月28日現在)
この記事の執筆が出来たのは、新星を語れる仲間がいて、日々彼らの陣形を解説紹介してもらっていることが一番の要因です。
そんな仲間がいるコミュニティに入るというのも、強くなる近道なのかもしれません。
スペシャルサンクス
なんゆさん、千両なすびさん、アールケミストさん、DAさん
鳥ちゃん
Beginnersのみんな
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